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[解説]
長野県大町市の中綱湖畔で2004年9月19日に標識したアサギマダラが、
39日後の10月28日に、沖縄本島の北部にある国頭村で再確認された。
SRS3137がその個体である。上にその出発時の写真を示す。
出発地はフジバカマが栽培されている「のっぺ山荘」である。
SRS3117はそこで吸蜜していた(右下の写真はのっぺ山荘の様子)。
飛んだ方向は南西方向で、移動距離は約1414kmにもなる。
確認されたのは、ノグチゲラの調査をしておられる渡久地さんという方だ。
西銘岳の伊江林道でこの蝶を発見し、ビデオ撮影によって標識を確認した。
琉球大学の佐々木健志さんの御連絡で11月30日に私に知らせが届いた。
下左の写真はSRS3117の左側の翅を示す。比較的新鮮な雄である。
1ヶ余をかけて、どんなコースを辿って沖縄本島にまで辿り着いたのか。
そして、その後にどこへ行ったのか。・・・尽きない想像が広がる。
一頭一頭のアサギマダラには人智では伺い知れないドラマが秘められている。
人と自然の狭間を、物言わぬ謎の蝶は、南方を目指して渡っていく。
アサギマダラはすごい生き物であると思わないだろうか。
【上の写真はパラレル法で立体視ができるのでやってみよう】
---SRSは地球の能力開発---
---心の中の自然を育てよう---
【撮影・解説:栗田昌裕 050121記】
画像の無断複製・無断使用を禁じます。
以下は参考 <詳細情報>
■移動情報
長野県大町市 9/19 → 沖縄本島 10/28 (SRS 3173)
移動距離 南西方向に1414km (移動日数39日)
標 識:SRS3137 のっぺ 9/19
性別 :♂
標識地:長野県大町市平 中綱湖畔「のっぺ山荘」
標識日:2004年9月19日12:59
標識者:栗田昌裕
備考 :フジバカマにて吸蜜中。鮮度 新鮮。破損なし。
前後翅の外縁の白毛もよく揃っている。天気 晴れ。
↓
再確認地:沖縄県国頭村 西銘岳伊江林道
再確認日:2004年10月28日 11:58〜
再確認者:渡久地 豊
再確認の方法:ビデオ撮影
1■付記:
1)のっぺ山荘は、東経137度50分58秒、北緯36度35分29度、
西銘岳頂上は、東経128度16分27秒、北緯26度48分9秒。
2)10月上旬には、三ヶ根山あたりで9月20前後の「のっぺ発」
の蝶が複数頭再捕獲されたので、その仲間が一気に沖縄に移動したのか、
それとも、「イワサ MJ トクシマ 1017」という蝶が
「徳島県由岐町明神山 10/17→ 沖縄県国頭村 10/29」
と移動してほぼ同じ時期に見つかっているので、四国まで渡ってから、
沖縄に移動したのか、などと想像力をさまざまにふくらませることができる。
2■付記:このエピソードは下記の「ちょっといい話」(12月1日)にも示した:
第887話(栗田)
■長野県からアサギマダラが沖縄本島まで1414km飛んだ(SRS3173)
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